自転車乗車時の事故、保険、罰金・・・

最近テレビや新聞などで毎日のように取り上げられる自転車。
車道通行などでいろいろ議論されていますが、万が一何か起こってしまった、起こしてしまった時のために考えている方が多いのが保険だと思います。
自動車や歩行者相手だけでなく、仲間と一緒に走っていて接触して怪我をしたりさせてしまったりということも考えられるので喜輪で一緒に遊んでくださっている方々には傷害保険への加入をお勧めしています。
余談ですが、お店主催の1Dayサイクリングには店負担でイベント保険も掛けさせていただいています。

『自転車保険』なるものも最近はあちこちから出てきているようです。
そこで喜輪の専属保険屋Tさんからアドバイスをもらいましたのでご紹介しておきます。
スポーツバイクに乗る方にはよく何かの時のために保険に入っておきたいということでTさんの方から『総合傷害保険』というものを勧めてもらっているようです。これは自転車に乗っている時以外でも怪我をしたりさせてしまったりで補償されるタイプの保険です。
それに対して↓のような『自転車保険』や『レジャー保険』というものは

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000013-jij-soci


https://www5.fujikasai.co.jp/shougai/int/s_s_int00_p06.aspx

「自転車走行中」というのが肝で、押して歩いている時はダメだったり、自転車に乗っている時に起きたということがはっきりしないとならないものだそうです。
サイクリングはOKだけどレース出場中はNGだったりということもあるそうです。
私は専門家ではありませんので詳しいことはお近くの保険屋さんや加入している保険会社さんに聞いてみてください。

相手のいる交通事故であれば当然警察に連絡をして事故証明などを取ったりするとは思いますが、1人で乗っている時に転んで怪我をしたなんていう時にわざわざそんなことするかというとしないですよね。

何かに限定されたものというのは保険料が安い代わりに制約が多いのも事実だそうですので、ご加入時には保険屋さんによく相談した方がいいですよということでした。


自転車が起因の交通事故として今日こんな判決が大阪で出ています。
こういったことが重なって自転車=危険という風潮が出てきてしまうのは悲しいことです、スポーツバイクだけに限らず自転車乗る時のマナー、道交法に則した交通ルールは最低限守りましょうね。


自転車は軽車両と分類されて道路交通法では自動車と同じ扱いになります。
但し違反に関しては、自動車の青切符(反則金)という規定が無く、全て赤切符(罰金=前科 )となります。今までは警察が強く取り締まりをせず注意で済ませることが多かっただけで、急に出来たルールでは無いのです。
例えば今でもよく見かける無灯火走行では、自動車では青切符で6,000円ですが、自転車では赤切符で5万円以下となります(実際お店の近所で3万円の罰金を支払ったというのを聞いたことがあります)。金額の問題では無く、街中で自分では周りの街灯の明かりなどで周囲が見えているつもりでも対向車からすると全く見えないこともありとても危険です。道交法で前照灯の灯火義務があるのも乗車している本人に「路面が見えなくて走りにくいでしょ」と心配してあげているのではなく、「対向車から見て存在が分からないのは迷惑だから点けなさい」という意味合いです。
これもママチャリでよく見かけますが、前に赤いランプ(LEDフラッシングライト)を付けているのも危ないですよ。
自動車も前は白色、テールランプが赤ですよね、ダイナモランプだと漕ぐのが重くなってしまうからと買って付けているのだと思いますが、目立つのはいいですが対向車から見たら近づいて来るとは思ってもらえませんのでご注意ください。

主な自転車の罰則規定を上げておきますのでご参考下さい。
酔っ払い運転・・・5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
無灯火走行・・・5万円以下の罰金
2人乗り運転・・・2万円以下の罰金又は科料
傘差し、携帯電話、メールをしながらの片手運転・・・3ヶ月以下の懲役、又は5万円以下の罰金
コチラに出ています。

と、ネットの記事が気になっていたところでちょうど保険屋さんが来店して話がはずんだので本日はチョッと硬い内容でした。

自転車ってとても便利な道具ですし、趣味としてもとても手軽にできるスポーツです、
しっかり整備された自転車を買って、日頃から手入れ点検を忘れずに楽しんでくださいね。

自転車は自分の命を乗せて走っているということをお忘れなく。

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