SCOTT

私がスポーツバイクの世界に足を踏み入れて20年。

初めてのバイクはフルリジッドのSCOTT MTBでした。
1993年、当時はここ数年のロードブームなんてかわいいくらいのMTBブーム、もちろんその中には見た目だけのルックモデルも含まれましたが「スポーツバイクが欲しい」=マウンテンバイクだったですからね。
フロントサスペンションすら一部高級バイクに付いているかどうか、ブレーキはカンチブレーキ、今のようにXC用だのダウンヒル、オールマウンテンなんて走るシチュエーションごとのモデルカテゴリーもなく何でも1台でこなすのが当たり前でした。

90年代に乗り継いだのはスコットばかり、
95年にサーモプラスチックという最新素材で作られた今見てもかっこいいバイクが登場、写真は2000年位の最終形態ですがこのモデルも初代から数台乗りました。

そして2005年、おそらく当時世界最初の900g台ロードフレームCR1が登場。
コチラももちろん乗ってましたw。

今でこそ1000g切るカーボンフレームなんて珍しくも無くなりましたがその先駆けがこのモデルと言ってもいいくらいで、この次の年から数年一気に軽量化競争が始まりました。今は他のパーツ類の軽量化も進んだことからロードフレームの過度な軽量化は無意味となって(UCIという世界の競技連盟にはレースを走るバイクの重量規定があるため)重量を売りにするメーカーも少なくなっていますがその分最適な剛性や快適性などに開発の重きが置かれています。

自転車業界の中でカーボンに関して常に先頭を走ってきたメーカーの一つであるSCOTT。
自転車やらない方の中にはモトクロスオートバイの用品や、スキーのストックなどの方が馴染があるかもしれませんが、SCOTT Sportsという会社はアウトドアスポーツ全般のメーカーです。
他の主要欧米メーカーが台湾メーカーに生産委託をしているのが主流の現在、スコットは台湾に合弁企業を立ち上げて技術流出を防ぐ意味合いから自社工場内でカーボンフレームを生産しています。そんなカーボン技術を紹介したのが下のビデオですのでご覧ください。



私にとっても思い入れのあるブランドの一つです、今後国内での展開も幅広くなりますのでお勧めですよ。

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