MERIDA BIG NINETY-NINEインプレッション

27.5=650Bが前面に取り上げられがちな2014年MTBですが、29erには29erの良さがたっぷりなわけです。

昨日の試乗会、ジャパンシリーズのエリートクラスで走る当店チームメンバーにメリダの29erフルサスペンションXCモデルを乗ってもらった感想を書いてもらいました。

ちなみに文中のS社のバイクとは、スペシャライズド・2013年S-Works EPICです。

以下本人からのメールをそのまま転載です。

今回一番の目的は、来週のシリーズ最終戦に向けての練習。
もう一つの目的は、フルサスバイク(BIG NINTY NINE)に乗って今乗っているS社のバイクとの違いを確かめる事。

まず朝一番に軽く一周。すぐに感じたのが路面の尖った部分が無くなった感じ。
「ん~さすがフルサス。当たり前ですね。」ブレインと違ってリニアに動くのでとてもスムーズ。
気持ちよく走ります。登りも淡々と登る感じ。聞いていた通りのフィーリングです。

この後ガチ走りでこのリニアに動くのがどのように働くか楽しみになります。

まずは自分のバイクでコースを軽く一周。それからタイムトライアル3周しました。

そのあと時間を置いてBIG NINTY NINEに乗り1周アップをして3周タイムトライアル。
コースは砂利が浮いたカーブ、路面がうねった道、少し急な坂、しまった路面など変化にとんでます。

坂道をダンシング、シッティングそれぞれ試した。やはりダンシングでは後輪のトラクションを稼いでくれた。
しかもペダリングロスを感じない。S社で同じ部分でダンシングをすると多少空転する場面があった。
次の周はシッティングで登ったリアサスが良い仕事をしているみたいで、ペダリングに合わせてバイクを押し出している感覚を覚える。気持ちがよい。そして速い。上手く車輪に伝達しているみたいだ。

路面がうねった道ではサスがずっと動いて良い働きをしてくれているみたいで、シッティングをしたままペダリングが出来る。
これもスピードを維持するのに効果的。

本当に速いバイクだった。最高だった。
マジで欲しい!!と思うバイクでした。

一つ気になる所があるとすれば、路面が良いダートではトラクションが掛かるため、ペダリングが多少重かった所だった。
(芝の路面も同じ事が言えるかもしれません。)
まあ他の所でプラスの要素があるので問題ないでしょう。

今回2台を連続して比べたが、フルサスレースバイクはここまで違うか。という感じです。S社はリジットバイク的な乗り味で
路面の凹凸を多少感じながら走るバイク。必要なときに少しだけ動く。よりリジットなバイク。

BIG NINTY NINEは、サスを動かしながら前に進むバイク。良いバイクでした。

写真のBIG NINETY-NINE Teamの試乗車がお店に来ています・・・というより試乗会からそのまま持って帰ってきましたw。とりあえず今週末までは置いてある予定ですので乗ってみたい方は是非どうぞ。

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