緑山J2レースレポート

先日の緑山でのレースのレポートがサポートライダーの鈴木選手から届きました。
昨年まで乗っていたスペシャライズド・SW EPICからMERIDA・BIG Ninety-Nine Teamに乗り換えての初戦、
今シーズンは使用しているDT SWISS製品のことも併せてレポートを提出してもらうことにしていますのでお楽しみに。

鈴木智之選手・・・・
彼はフルタイム競技だけに打ち込んでいるプロライダーではなく、子供も2人いる今年36歳の極々普通のサラリーマンライダーです。
昨年はナショナルシリーズランキング9位、7月の全日本選手権では30歳以上のカテゴリーであるマスターズクラス優勝という成績でした。
家庭と仕事を両立しながら限られた時間の中でトレーニングを積みレース活動をすることは大変なことだと思いますが、逆に一般の方でもその気になればここまでできるということを見せてくれていると思います。今シーズンはメーカー側の協力もあって当店からバイクとDT製品のサポートをさせてもらうことになり、今まで以上にやる気になっているようですので活躍に期待!皆さんも是非応援お願いいたします。


J2緑山レースレポート

結果8位

今シーズンもこのレースから本格的なレースが始まります。

今年に入ってバイクがMERIDA BIG NINETY-NINEにDT SWISSのサスペンション、ホイールを付けた特別仕様をキリンからサポートされることになった。

フィッティングによる大幅なポジション変更やバイクサスペンション特性の変更で、バイクとのシンクロ率はまだまだ満足いかないままこのレースを迎えることとなり、不安を払拭すべく土曜日の試走は1時間強淡々とバイクの動きを確かめながら走り、サスペンションのセッティングを煮詰めた。

 

レース当日、雨が降ったり止んだりのいや~な天気。予報でもレース中に再び雨が降る予報。

これまでの雨の状況とコース内容からドライタイヤで行けると踏み、最前列のスタートラインに程よい緊張感を感じつつ立った。

号砲とともにペダルを踏み出したが、キャッチミスで少し出遅れるも焦らず加速し、最初の丘に5~6番で入り、渋滞に巻き込まれることなくスムーズにレース進める。が、これまでのトレーニング強度がまだまだ低いため息が上がって苦しい、とにかくミスするな!と自分に言い聞かせる。

次第に雨が降り、強くなってくるとともにタイヤのグリップが効かなくなってきてしまい、抜かされた選手に付いていくも登りの加速で離されてしまい、更に後続も見えてくる。

雷も鳴り、森の中は暗くコースも見えにくい、しかしコースコンディションは皆同じチェーンの油切れ等で変速も悪くローギアではギシギシ鳴り始めたのでバイクトラブルを発生させないよう、バイクコントロールに集中し、滑る登りもトラクションコントロールとリアサスペンションの力を借りて冷静に登りレースを進めて行くと、コース脇から週回数変更であと1周との声を聞く、後ろから松本駿選手が荒い息で近付いてくることがわかりペースを上げようとするが路面状況によるタイヤグリップがそれを阻む。

細かいターンでスリップダウンしたところを前に行かれ、すぐに追いかけようとしたが登り手前のライン取りミスでリアタイヤがスライドして登れず離される。

その後も追いかけたが、そのまま8位でゴールとなった。

昨年のMERIDAカップ以降、初レースだったので自分の仕上がりに不安があったが、間違った方向にはいていないことが今レースで証明されたので、5月のJ1開幕まで1ヶ月弱、しっかりトレーニングして上位入賞を目指します!

応援よろしくお願いします。

鈴木智之

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