マウンテンバイカーの地域活動

先日お知らせした通り、今日は営業前に八王子のちょっと先まで西多摩マウンテンバイク友の会という団体が行っている活動の見学と入会説明会に行ってきました。
                               友の会メンバーさんから会の活動説明
友の会の存在はずいぶん前から知ってましたし、私達も10年近く通っている地域ですのでずっと気になっていたのですがなかなかタイミングがあわずでした。
この会は西多摩地域でマウンテンバイクを楽しんでいるSHOPさんとユーザーさんなどが中心になって活動4年目。
元々この地域で走っていた中で地元の人と実際にお話しすると様々な問題提起を受けたそうで、市町村自治体、各地域自治会、協議会などが山林保全・整備などを行っている上で3年前にはMTB排除ということも持ち上がっていたそうです。

そ のままにしていたらホントに走れなくなってしまうという危機感から「走らせてください」「山の整備をさせてください」ということからではなく、「マウンテ ンバイカーとはどういった人達なのか?」「マウンテンバイクとはどういった乗り物なのか」を理解してもらうために、地域の公園の草刈りなどのボランティア 活動やお祭りの神輿担ぎなど地元の人と触れ合う機会を持つことで、まずは一人の人として認めてもらうことから始まったそうです。
3年たった今は行政から直接山林の整備依頼があったりするかわりに、行政側から利用用途の決まらない土地にコース造りを勧められるまでになってきているとのことです。

              この斜面全体が奥に見えるような鬱蒼とした状態だったのを余計な木を伐り(もちろん最初は専門家の指示を仰ぎながら)、
          伐った木はそだ柵(伐った木で杭を作って打ち込んだところにまとめる)を作って山の斜面、森の中に光が入ってきれいに整備されていました。
          もう少し整備できたら先々は多摩サイなどを走ったりした人の休憩ポイントになればいいなということです(ここも公園内ですので乗り入れはできません)。

今日お邪魔した作業現場は都の公園、自転車は走ってはいけないことになっている場所です。
その公園内の竹林が荒れているので間引き伐採を頼まれたそうで、友の会のボランティアメンバーさん達が地域の林業専門家からアドバイスを受けながら作業をされていました。
                                    ナタをふるう自転車屋さん
                 皆さんヘルメットかぶってますが作業のために自転車で集まってきただけ・・・午後から希望の人で乗りに出かけたようです。
                                  散歩中のご夫婦と山のことを談笑する中沢会長

ちょうど現場に着いた時に通りかかった散歩中の年配のご夫婦に、会長の中沢さんがすぐさま挨拶、、、当然先方は「何をされているの?」となるわけで「都から要請を受けてかくかくしかじか・・・西多摩マウンテンバイク友の会・・・」としっかり自分達の活動をアピール、マウンテンバイクで山を走らせてもらっているお礼です・・・といったことをお話しされていました。こういったことの積み重ねが地元民の気持ちを和らげて、マウンテンバイクがこの地域を走っていることへの理解にもつながるのだと思います。

何かボランティアしないといけない・・・のではなく、同じ趣味を楽しんでいる仲間にこういった活動を地道にされている人達がいるということを知っていただきたいというのが今回見学に行った一番の目的です。
私自身今後は今まで以上に遊べていることに感謝しないとなと感じましたよ。
私も一人で店やりながら何ができて、どこまでかかわれるかは全くわかりませんが、何もしなければ何も起こらないのでとりあえずですが入会してきました。

ご興味のある方はお店でもう少し詳しくお話しできますので言ってくださいね。

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