MTBジャパンシリーズJ1 XCO・第4戦  岩手・雫石

横浜は晴れていた先週末、ずぅ~っと雨だった東北でレースサポートしてきました。
近年はほとんど経験のないくらいの超マッドコンディションで試走日からバタバタし、レース当日も雨が降り続いたことでコース状況はどんどん悪化、、、チームとしては行かなかったことにしておこうかと言いたいところですがこれもレース。
どんな状況でも速い人は速いわけで、レースを走った当人達はその辺重々承知、弱点がもろに出てしまったレース展開でした。

以下エリート男子2名からのレポートです。

北島Atsushi
結果 34位 (3LAP)
バイク  2013スペシャライズドS-WORKS EPIC
ハンドル  グラファイトデザインRISEN6X

ステム  6OVAL

チェーン  KMC X11SL


早いものでJ1 4戦目 3連戦の最終レース。体の調子もアロマコンデショニングセンターの川原さんのおかげで疲れも無く良い調子。
今回からチェーンはKMCのサポートを受け、レースでのチェーントラブルも心配なし。万全でのぞめた。
スタート位置も小野寺選手、前田選手の後ろ3列目バッチリな位置。スタートは上手く行く気がした。クリートも一発ではまり,予想通り前の2人は良いスタート。自分もそれに連なり登って行く良い位置。多分10番代。しかし路面が泥で乗れなくなり降りてランニング大会になった瞬間自分の遅さに愕然。その区間でごぼう抜かれ。乗り出せばそれなりのスピードで走れるのだが、なんせ押しが遅い!!「下り区間までの辛抱」と思い頑張る。下りはしっかりしたハンドルとステムのおかげで、良いスピードでラインをトレース。ドロドロになった駆動系もしっかり変速してくれた。しかし散々な結果だった。機材ともに最高な状態だっただけに悔しい。 普段やらないランニングが致命傷となってしまった。
会場で機材ともに万全で送り出してくれた遠藤さん他、沢山の方々に支えられてスタートに立たせてもらってます、本当にありがとうござます。
次は全日本選手権。
「今年こそ」と毎年言ってるような気がしますが、「今年こそ!!」です。 皆様の応援が本当に力になってます。



鈴木TOMO

結果 29位

バイク:MERIDA・BIG Ninety-Nine Team
Fサス:DT Swiss XMM100 29
Rサス:DT Swiss X313 Carbon Remote
ホイール:DT Swiss XR1450SPLINE
チェーン:KMC X11SL



前戦で痛めた背中の痛みと回復のために軽い回復走をしたのみで挑むことに
なってしまったこのレースは、レース会場までの移動距離も長く、深夜出発で
車の運転を交代しながら8時間もの道のりだった。
レース会場に着くと雨が降ったり止んだりの天候の中だったが、新しいチームテントの
おかげで、ほとんど濡れずに準備を進める。
試走前のバイク準備は、今回も同行してくれた遠藤さんが実施してくれた。
コースコンディションは、降り続いている雨と土質で超が付くほどのマッド!!
タイヤをマッドタイヤに変更し試走に出発。
登りは重いが何とかクリアできる、下りはズルズル、グチャグチャでラインを外すと
タイヤがとられて転倒する危険があるコースを3周し、背中の痛みも少なく終えた。

前戦での落車の影響なのか、フロントフォークがロックアウトレバーをロック状態に
入れても、ロックしないトラブルが起きていたが、DTSWISSテクニカルサポートも
行っているMIYATA MERIDAチームの山路監督が直ぐにオーバーホールしてくれて、
ロックアウト復活、心なしか動きも良くなった。
このようなサポートがレース会場で受けられるDTswissサスペンションは最高に心強いです。

レース当日、天候は予報どおり雨。
雨に濡れて冷えないよう11時のチェックアウトぎりぎりまでレース会場が見えるホテルで
過ごした。
遠藤さんによるバイクの最終チェックとKMCチェーンを新品に交換後、ローラー台で
アップに入る。体の状態は悪くなく、背中の痛みも殆ど無し。
前のレースを走った選手から、路面状況が昨日より悪くなっていることを聞かされる。

14時、急に日差しが出て暑く感じる中レーススタート。
第一コーナーを曲がるところで前が詰まり順位を落としながら、ズルズルに滑りやすくなった
のぼりに入ったところで、コース取りが悪く直ぐに降りて押すことになる。
遅れをとらない様に走って押した瞬間、背中の痛みと張りを感じたため、無理せず歩いて
押すことになった。乗車できる場所では、前に詰まって抜きたいがラインを外すと滑ってしまうため、
我慢して付いていく。登り切ったころには、後方には5人くらいの選手しかいない状態になっていた。
下りに入り何人かパスしたところで、チェーンが外れてしまい直している間に元のポジション戻って
しまう。メイン会場に向かう緩い登りでも前に行きたいが、ラインを外すと進まないので、ここでも
我慢して付いていき、タイヤがグリップする区間で少し順位を上げる。
2周目に入っても登りの押し区間では、走って押すことは出来ず順位を上げられない。
3周目も同じような展開を繰り返し、2周回を残して足切りとなり29位でレースを終えた。

今回は、背中の痛みとマッドコンディションにより、まったく自分のレースが出来なかった。
次戦の全日本選手権までは1ヶ月くらいあるので、背中を早く治し、トレーニングを再開して
少しでも状態を上げて挑みたい。
引き続き応援をお願いします。


上のドロドロ写真のバイクはすべてバラバラにして組み直し中・・・

次戦は7月20日の全日本選手権、会場は昨年と同じ修善寺の日本サイクルスポーツセンター、
北島選手はマスタークラス、鈴木選手はシニアエリートにそれぞれエントリーします。



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