写真はメリダのRIDE Disc 7000。

レースの世界でもルール上使用が解禁となって今後ますます増えていくであろうロードバイクのディスクブレーキ、
ネガティブな意見もあちこちで見られますが今後ロードバイクを探されるときに一考してもいいのではと思うだけのメリットがあります。

Discブレーキの中にはワイヤーでブレーキを制御する機械式と呼ばれるものと、ブレーキフルード（オイル）で制御する油圧式があります。

今まで（今も）主流なリム面にパッドを押し付けるキャリパーブレーキの場合雨の日などはタイヤが濡れる＝ホイールも濡れることで制動力が落ちることを感じると思います。これに対してディスクブレーキはブレーキローターという円盤（上の写真の銀色のもの）が車輪の中心部分にありますので路面からの土砂ゴミ水などの影響を受けにくくなっていますので天候・路面状況などに関わらずホイールを止めるという点では安定した制動力を得やすい構造になっています。

また油圧式Discの場合はワイヤーの伸び、アウターケーブル内での摩擦による抵抗などが無くなり、ブレーキレバーを引いた時にシリンダー内のオイルに圧力がかかってそれがそのままピストンに伝わってブレーキをかける構造（自動車やオートバイと同じシステム）ですので、小さな力で（ブラケットポジションのままでも）ホイールをロックするところまでコントロールできます。

握力が無い、手が小さくてブレーキブラケットが握り難いなどといった人はもちろん、1日中走り回るロングライド好きな方、峠を登るのは好きだけどその後の下りがいつも緊張するなんて方にとっても小さな力で確実に減速・ストップしてくれる油圧Discブレーキは握力の低下を防いでくれる分ハンドリングなどに集中することができるのでとても有効な機材だと思います。

キャリパーブレーキとは違う使用上の注意点などはありますが、長年油圧ブレーキを使っている身としては特段デメリットは無いですよ。

当店がメインで扱っているSCOTTとMERIDAからは2016年モデルで下記のディスクロードバイクが販売されていますし、その他の取り扱い各社からもいろいろご紹介できます。

SCOTT
SPEEDSTER 30 DISC　　機械式　　　　165,000円（税抜き）
SPEEDSTER 20 DISC　　油圧式　　　　205,000円（税抜き）
SOLACE 20 DISC　　　　　油圧式　　　  355,000円（税抜き）
SOLACE 10 DISC　　　　　油圧式　　　  455,000円（税抜き）
ADDICT・・・・・・・2016年カタログでは当初発表されましたが、ワールドでの発売見合わせとなっています・・・2017年モデルに期待。

MERIDA
RIDE DISC 200　　　　　機械式　　　129,900円（税抜き）
RIDE DISC 7000　　　　油圧式　　　389,000円（税抜き）