こうなる前に・・・Discブレーキパッド
マウンテンバイクでは既に当たり前の装備なDiscブレーキ、今後ロードバイクにもディスクブレーキの波が来ることは前にも書きましたが、ホイールがフレームに付いたままの状態だとブレーキキャリパー内が見え難くていつの間にかブレーキパッドが無くなっていてトラブルになることが結構あります。
下の写真はブレーキキャリパーですがどこにブレーキパッドがあるのかよくわからない・・・なんて声もよく聞きます。
*AVID XX
*シマノ M446
*シマノ M675
どれもフレームに取り付けられた(ホイールが付いている)状態だとよくわからないのではないかと思います。
で、再びAVID XXのキャリパーですが真ん中の銅色の部分がブレーキパッドのベースプレートになります。
写真右側が新品、左が使い込んでもうこれ以上は・・・という状態のパッドです。
右側に新品ブレーキパッドで説明しますと、胴色の部分がベースでその上のグレー部分がパッドになります。
Discブレーキのパッドの多くはキャリパー内で板バネ(金属)で支えられる構造になっているためパッド部を100%使い切ることはできません(左のパッドが板バネと同じ高さになってしまっているのがわかるかと思います)。
左側のような状態になると板バネとブレーキローター(ホイールに付いている円盤状の金属)が直接擦れてしまってブレーキが効かないばかりかローターも痛めてしまうことになります。
特に油圧ブレーキの場合はパッドが減ってもブレーキレバーのストローク量は基本的に変わりませんので定期的にホイールを外してブレーキパッドの残量確認をするようにしてください。
どういう状態が悪いのか?自分のバイクのブレーキの場合は?などありましたら自転車を見せていただければご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
Date: 2016年4月11日
Categories: 自転車のことなど