eBIKEで南房総林道サイクリング

昨日は自転車屋さん仲間でeBIKEの遊び方の幅を広げるという名目のお仕事で南房総の林道へ行ってきました。

はい、お仕事ですw
春らしい生活を送れぬままいつの間にか初夏。
私にとっては実に3ヵ月ぶりのサイクリング、自粛で店のイベントも全て中止、スーパー運動不足。

南房総は県道国道から1本入ると田園風景から森に向かって道があちこち延びていて1つ1つの山はさほど大きくありませんが林道盛り沢山。
もちろん走ってきたのは全て公道です。
今回のルートは簡易舗装や砂利、土のところも多いのでeMTB、自転車屋が5人も集まれば当然登りは各社の性能比較の情報交換などeBIKE談義しながらとなり、何度も書いてますが脚力差関係なく同じペースで走っていけるのがeBIKEの最大のメリット。
南房総に多い素掘りのトンネルを抜けると一気に視界が開けたりして横浜から1時間ちょっととは思えない景色に出会えたりします。

昨年の台風の被害はあちこちに爪痕が残っていて道路が崩落していたり倒木が折り重なったままになっている場所も。

そんな延々登って行った先が、、、気持ち良く下ってしまった場所が通行止めになっていてもeBIKEであればストレスなく引き返すことができるので気持ちも体力も余裕を持った行動ができます。

公道とはいえ山間の集落をつないでいる普段はそこに住んでいらっしゃる方くらいしか利用していない道ですので、昨日は山の中では車に出会うことも無く、畑仕事をされている方に何人か挨拶した程度。

日常から抜け出してチョットした冒険サイクリングといった感じ。

ロードバイクのサイクリングではかれこれ15年ほど年に何回も訪れている南房総ですが、幹線道路から見える里山の中に広がる光景はeBIKEに出会うまでは道が険しくて(20%超の斜度のところも度々)ルートに取り入れるなんて考えもしませんでした。なのでホント新しいサイクリングの形です。

昨日のルートは走行距離50㎞ほどで獲得標高1300mくらいというデータだったそうです。

これも過去何回も書いていますがeBIKEはモーターの力借りて楽して全然運動にならないじゃないか・・・と言われること。
コレ全くの誤解です。

50㎞の内、休憩はお昼ご飯で蕎麦屋にいた時だけ、それ以外は行き止まりで止まらざるを得なかった以外はペダル回しっぱなしです。
モーターのお陰で負荷が軽くなるのは事実ですが、どんなに斜度があっても長くダラダラした登りでも脚を回し続ければ進めるので景色きれいだから止まろうかとならなければ走り続けができちゃう=ローラー台でトレーニングしているような状態をつくることができます。
結果昨日のルートでは最終的に脚パンパンで帰ってきましたw・・・そりゃ3か月なにもしてなければですよねw

これをスポーツバイク始めたばかりの人でも体験でき、ペダルバイクでは到底たどり着けない(そもそもそんな山岳コースをサイクリングルートとして考えない)景色を味合わせてくれる乗り物がeBIKEです。

今までのスポーツバイク(ペダルバイク=人力バイク)はロードバイクだろうがMTBだろうがそれなりのトレーニングをしないと距離も標高も稼げないものでした。行ってみたい場所があるからそれに至る鍛錬が苦にならない人にとっては頑張った達成感とともに楽しみがあることでしょうが、逆に言えばスポーツバイクの門戸をすごく狭めていたと思います。
(もちろんスポーツライドをするためのスキルはそれなりに必要ですが、体力筋力をトレーニングしないと難しいかもしれないということは無いという意味です)

日常の脚としてから休日のレジャーまで玄関出たらフィールドが始まるのが自転車の楽しみです。
上手い下手関係なく楽しいからスキー板買ってゲレンデに行くのと同じ、自転車に乗るのが楽しいからもっと遠いところ、行ったことのない場所に行ってみたいからスポーツバイクを買う。そこにeBIKEというより気楽に始められる道具が増えてきたことは今まで思ってはいても二の足を踏んでいた方達にとっては嬉しい以外無いですよね。

私自身これの登場前までは辛い苦しいと分かっていても1本気持ちいいルートを走るために押して担いで山の上まで半日かけてMTBで行っていました。行くたびに何でこんな辛いことしてるんだろと正直思いながらロードで峠登ったりw、アスリートになりたいわけではないのでレジャーは楽しいだけでいいですよね。

この3年あまりいろいろ乗って触ってきましたのでeBIKEのことを聞きにお気軽にご来店ください。
もちろん試乗車も何台かご用意しております。

今回のルートを辛いことも好きというペダルバイクの方も一緒に楽しめるように組みなおして、近いうちに店のイベントとしてサイクリングに行ってみたいなと思っていますのでお楽しみに。

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