Tag » その他自転車のことなど

スペシャライズドとメリダ

当店のブログを読んでいただいているとお気づきかもしれませんが、私が強くお勧めしているブランドはSPECIALIZEDとMERIDAの2つ。他にもお取り扱いできるブランドは数多くありますが、何故この2つをお勧めしているのか?

前にも書いたことがありますが、ブランドのバックグラウンドから製品の開発、生産における品質管理体制などを自分でしっかり見聞きしてきたからで、そういった多くの情報を我々販売店に提供してくれるメーカーだからでもあります。
それができるメーカーですから、当然ご使用中のメーカーとしてのアフターフォローもしっかりしていますので安心してお使いいただけますし、私も店として当然のことをするだけで安心して乗っていただけるのです。

たとえば飲食店さんなら『契約農家から取り寄せた食材で』『〇▲産の無農薬有機栽培ものを直送で使用』なんて言葉があるとそのお店のこだわりを感じたりしませんか?
全てではないかもしれませんが、店主さんが実際にその食材の生産現場に赴いて、どんな土壌でどのように育てられているのか?豚や牛などであればどんな環境で何を食べさせて育てているのか?を吟味して選んだ食材を使って料理してくれているとしたら・・・

私が台湾やマヨルカ、そして数年前のアメリカで見て聞いて体験してきたことはコレと同じです。

開発者は何処のメーカーも自分の作っているものに対してプライドと自身を持っていますから、商品プレゼンでも伝わってくる熱さがものすごい。その上実際に製品が作られる現場(工場)はシステマチックなことはもちろん、大量生産にもかかわらず職人の技能の高さによって産み出され(メリダの工場内は極一部の作業以外は99%と言っていいくらいにエントリーモデルからハンドメイドです)、品質管理が徹底されている様子も間近で見てきました。
こういった事抜きに軽量アルミで、フルカーボンで、、、△〇着いているからコストパフォーマンスいいよね・・・などということだけが語られるメーカーだったり、我々がメーカー発表会に行っても同じような事しか言えない(情報や知識不足)メーカーや担当者(営業マン)が有名メーカーと言われるところでも少なくありません。私としては買って店に並べてということを考えれば魅力ないということになります。

ご存知の方も多いかもしれませんが、現在世界のスポーツバイクの生産拠点は台湾です。
販売シェアで世界1、2位を誇るアメリカのスペシャライズドも自社工場ではなく台湾メーカーに委託生産してもらっています。その生産工場が私も実際に見て来ている台中のMERIDA本社工場、私が見学に訪れる時も常にSPECIALIZEDの製品がMERIDAと一緒にライン上を流れています。工場の細かいことは以前も書きましたしご興味があれば店頭でいくらでもお話しさせていただきます。
自分の乗るバイクがどのように作られているのか興味沸きませんか?

ロードバイクだとオールラウンド、エアロ、エンデュランス、TT、、、
マウンテンバイクではXC、DH、オールマウンテン、ハードテイル、フルサス、29er、650B、、、
とスポーツバイクの大きな2つの柱の中には更に細分化されたカテゴリーがいっぱいです。
クロスバイクも含め、ロードもマウンテンもこれらのカテゴリーに対応するモデル全てをこの2社はもっていますのでお客様の思い描いているイメージにあったものをご紹介できるかと思っています。


MERIDA BIKES

台湾本社に飾られていた懐かしいバイクや街中で見かけたMERIDAな自転車。


道路交通法改正

自転車は左側・・・・
この改正までそれが当たり前と思っていましたが、実は今までは道路の路側帯走行では自転車に関してはどちらでもよいと捉えられる規定だったようです。

しかし今後は走行できる路側帯は道路の左端に限定されます。

改正道路交通法に関する記事

今までの規定でも歩行者の通行を妨げるなど違反があれば罰則の対象となりましたが、今後右側部分の路側帯を通行すれば、通行区分違反となり『3月以下の懲役または5万円以下の罰金』が科される可能性があるということです。

罰則があるから守りましょうというわけではありませんが、違反・事故が多いから罰則が厳しくなるのは確か、
この他にも道路交通法上自転車に関する罰則はコチラに出ています。

警視庁からも自転車のルールとして案内が出ていますよ。


ノーススターアウトドアアドベンチャーに行ってきましたよ。

水曜木曜と2日間お店を閉めて出張、、、今回のお仕事現場は長野県の乗鞍高原。

ノーススターアウトドアアドベンチャーのマウンテンバイクガイドツアーを体験してきました。
全くの初心者から何処でも走れるという経験者までレベルに合わせてしっかり楽しませてくれます。

初日お昼からはまず初心者向けのスクールを体験、
今回の体験会はショップオーナーさん中心だったのでガイドさんもやり難そうな感じでしたけどwそれはそれで私としては勉強になること多々でたまにはいいものです。

スクール後はサイクリングロードをつないでジープ道から牧場跡地の広々としたトレイル体験。初心者、Kids向けのガイドツアーで使うコースというだけあってアップダウンもあまりなく緩やか~に登って下って景色を堪能できるノンビリライドでいつの間にか標高はロッジよりも下になってました。
とロッジまで帰りはヒルクライムかというと・・・・もちろん自走したい方はご自由にですが、
ちゃんとお迎えのバス付きw
自走で帰る辛さから比べたらすし詰めのバスのが楽しいですw。

2日目は朝からバスで標高1800m付近まで一気に登って(ロッジのある場所は標高1500mほど)のダウンヒル、
普段当店の朝サイクリングで普通に走れている方であれば十分楽しめるレベルですが、何と言っても登り返しもほとんど無いので登り大好き人間にはそりゃもう辛い辛いコースとだけ言っておきます(笑。標高差400mほど走ってお昼休憩。
午後は更に山の上、標高2000m弱まで登ってからトレイルイン、
こちらは天候がいい時でないとなかなか入れない場所だったようですが、ドライな状態でも木の根、ドロップオフが結構あるのでそれなりにトレイル経験無いとチョッと厳しいかなといった感じ。この日は走り慣れた人ばかりだったのでほぼノンストップ!もう最高!気持ちいいったらない!いやはやホントいい経験しました。
このほかにもルートはいろいろあるようですのでレベルに関係なく1泊2日で行っても飽きることは無いでしょう。

ロードバイク組も満足度が高いコース取りができるようですよ。
乗鞍と言えば毎年抽選になるほど人気のヒルクライムレースがおこなわれる場所ですが、ノーススターのロッジからレースコースをひたすら登ってそのまま岐阜県側に下ってグルッと乗鞍岳を巻くように走ると1周150kmほどで獲得標高4000mほどになるそうです。

MTBとロード、乗るもの違う仲間でも一緒に行って楽しめますね。




 


ヘルメットに感謝

あちらこちらでヘルメットの話題が持ち上がっているのでココでもちょっと。

最近はロードバイクやMTBを購入されていく方に細かく説明しなくてもユーザーさんの意識も高まってきたのか極々普通にヘルメットもセットで選ばれていく方がほとんどになりましたが、朝サイクリングなどで走りに出てみるとまだまだ高級バイクに跨りながらノーヘルで颯爽と追いぬいていく人、すれ違う人に出会うのも事実です。
5年ほど前まではいくら安全性に関して説明しても『本気で走るわけではないから・・・』などとよくわからない理由で購入を渋る方も多かったのですが、その時よく言っていたのは「本気でないから余計に危ないんですよ」ということ。
どうせ遊ぶなら『本気』で遊んだ方が楽しさも増すとは思うのですが・・・・・


どういうことかわかりますか?

『本気』っていうのは別にレースをすることが全てではないです。
特にロードバイクに乗られている方は身に覚えがあるとは思いますが、最初始めてみたきっかけは通勤だったり、健康づくりのための週末サイクリングと軽い気持ちだったと思います。
それがいつしか100km走るのは当たり前、150km走ったら今日は結構乗ったなぁ、、、〇▲峠を何分で登れた、今日の獲得標高は・・・、と数字の話が多くなってご本人にその気が無くてもチョッとしたアスリートw。そうなるとホント本気で自転車楽しんでるなぁと伝わってくるもので、そんな皆さんの趣味のお手伝いに携われて私も嬉しい気分になります。

と少し話がそれましたが、
そんな本気で楽しんでいる方は自転車の怖さも十分理解しています。
少し慣れれば時速30~35kmで巡行することはさほど難しい事ではないでしょうし、下りになれば60km/hを超えることもありますからそんな状況で万が一転倒すればどうなるか・・・・・なってしまったことが無くても容易に想像はできることでしょう。
そしてそんな本気で走っている方達は自転車の操作や万が一の時のリカバリー能力にも長けていたりします。
それでも『もしも』の時のことを考えればヘルメット無しなんて怖くて走りに出かけられないと思っているはず、だからこそ当たり前のようにかぶります。

もちろんお店のサイクリングイベントに参加してもらうのにもヘルメット着用が絶対条件とさせてもらってます。


それに対して『本気』じゃない初心者はというと、、、
ママチャリ乗れれば乗れてしまうロードバイク、、、スピードだけは感動を覚えるほど軽くスイスイ出てしまうと思いますがそれはバイクの性能で乗せられている状態、
バイクを操るスキル、何かあった時に立て直すリカバリー能力は低いと言わざるを得ないと思います。

この写真だけだと分かり難いかとは思いますが、白いラインは割れているところです(マジックで割れ目に沿って線を引いてます・・・お店に現物置いてありますのでよろしければご覧ください)。
メンバーさんが転倒した際に割れたヘルメット、鎖骨は折ってしまいましたが頭は全く問題無しで今も元気にサイクリングを楽しんでいます。
商売的に高いヘルメットを売りたいというわけでは決してないですし1万円でも3万円でも強度的には変わりは無いのですが、ヘルメットの値段の差は重さと通気性でほぼ決まります。半日以上自転車の上で身体を動かしているわけですから頭の上に置かれているものはなるべく軽い方がいいでしょうし、熱がこもらない通気性は更に大事になって来ると思います。

スペシャライズドのプリベイルはヘルメット専業メーカーのモノと比べても軽くて圧倒的な通気性を確保しています。

このヘルメットを使用していたメンバーさんもその使用感を満足されているのはもちろん、24,000円でまた自転車楽しめるのだから『安い!』ともう既に3個目(実はもう1つ割ってます)、下手すれば残りの人生ベッドの上だったかもしれないわけですからそう思うのも当然なのかもしれませんね。

私自身も過去20年ほどMTBやロードに乗ってきて幸いオンロードで転んだ経験は無いですが(その1歩手前はありますけど・・・・今思い出しても恐ろしい)山の中では4つほどヘルメットを割っています。
それでも今も楽しく自転車乗れているのはヘルメット様様のお陰です。

MTBに比べロードは倍以上のスピードで走ってます、しかも転んだ先にあるのはカタイ堅いアスファルト。
何かあっても大丈夫、最悪にはならないだろうという安全と安心は一生懸命真剣に遊ぶためには大切な要素ですよ。




最後になりましたがヘルメットは樹脂製品ですから屋外で使用していれば雨や汗などの水分と日の光・熱の影響で月日と共に素材が硬化していきます。ですから割れていなければ一生物というわけにはいきません、、、たまにイベント会場などで10年以上使っているであろうヘルメットをかぶった方を見かけたりしますが決して物持ち良いですねとは思いません。
まぁそんなものでも何もかぶっていないよりはましかもしれませんが、メーカーさんが考えていた耐衝撃性能などは劣化している可能性が高いです。
そんなことからも自転車は整備などをしっかりしていれば5年10年乗れますが、ヘルメットは3年くらいでの買い替えをお勧めいたします。


模造品にご注意ください。

それまで『違反』であっても利用者の自己責任の上で前後にチャイルドシートを取付していた方も多いかと思いますが、平成21年7月から「幼児2人同乗用自転車安全基準」が制定されて、現在は2つのチャイルドシートを取り付けても構わないよというフレームなどの強度基準を見直した自転車が各メーカーから販売されています。
ブリヂストンなどの大手メーカーであっても全ての車種が対応しているわけではありませんのでご購入の際には自転車屋さんでしっかり相談していただければと思います。

↓適合車に添付されている幼児2人同乗基準適合マーク

自転車って製品に問題があってもなかなか大きく取り上げられることが少ないですが、このマークにも模造品が出回っているようで一般社団法人自転車協会から案内が出ていますのでご注意ください。

↓偽物


道路交通法が改正されました。

7日に道交法が改正され自転車の罰則強化と悪質利用者への講習義務が可決・成立しました。

以下webニュースのリンクです。

ウォールストリートジャーナルの記事

CYCLINGEXの記事


右側通行でオマケに無灯火なんて自殺行為としか思えないような走り方している人もいまだに見かけます。
自分一人がケガをして痛い思いをするだけなら・・・ですが、
公道で何かあれば絶対1人の問題で終わることは無いかと思います。

罰則が厳しくなるから気を付けるというのも何だかなですけど、赤切符いただいてしまうと高額な反則金になりますので皆さんお気を付け下さい。


デフリンピックってご存知ですか?

オリンピックやパラリンピックと同じく4年に1度開催されている聴覚障害者(Deaf)のオリンピック(Olympic)がデフリンピック。その歴史はパラリンピックよりも古いとのことですが正直私は去年まで知りませんでした。


ご夫婦で聴覚障害をお持ちになりながらも自転車を楽しみ、MTBジャパンシリーズでもお二人揃って走られているHご夫妻と出会い、お店にも来て下さるようになってからその大会の存在を知りました。
そしてお二人揃ってずっと目標にしてきた大会の日本代表に内定しています。

店としては大したことはできませんが、本番で最良の結果が残せるように頑張ってもらえればとバイクの整備で応援したいと思ってます。


皆さんご存じないかもしれませんが、日本代表といっても大会参加への渡航費などは選手の自己負担の部分も大きくその資金集め、スポンサー探しなどから選手の戦いは始まっています(これはろうあ者だからではなく国内のマイナースポーツではよくあること)。
そんな選手たちを応援したいと思われている方には応援グッズもあるようですよ。