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私とチェンライ・・・長い1日その1

今回のチェンライで話題を独占した迷子のSゴさんからレースレポート第一弾が届きました。
先に書いておきますが、彼はMTBジャパンシリーズをエリートクラスで走る脚にも体力にも自信のある人です。

以下本人から届いたものをそのまま転載(太字は私の書き足し
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まずはこの度は皆さんにご心配をおかけし、申し訳ございませんでした!
僭越ですがチェンライのレースレポートを書かせて頂きます。

*途中、冗談のような行動をしていますが事実です。

皆さん十分ご理解されていると思いますが、イベント自体は極めて安全に 企画されており、
元々は単純なミスから起きた事象である事を付け加えさせて頂きます。(迷子になったのは自分だけです)

レース中に道を間違え、約6時間彷徨ったのですが、
写真は戻れるきっかけになったメモです。
 (主催者側からは万が一の時の為にホテルに帰るためのタイ語の文章が書かれた紙を事前に配られています・・・当然持って行かなかったから・・・)もうこれは一生のお守りですね。
現地の人にリムコックホテル、チェンライ市街という文字と
エレファントタスクの吊橋付近までの地図を書いてもらいました。

チェンライは今回で3回目、昨年は現地入り後、レース前日に怪我をして
DNSその後一ヶ月サドルに座れず今年こそはと臨みましたが
今年は更なる困難がまっておりました…
今年こそは・・・去年走れなかった分もとかなり気合入って元気な朝でしたw。

すべてはここのミスで始まりました(実はゴールはココから2kmだったのに・・・)

去年走れなかった分、楽しみながら走ってました。
前の2人は早々に切れてしまい、3位を走行、後ろも大分離れている
感じでした。
しばらく走っても矢印がないので、おかしいかなと思いつつも軽めの下りで
気分よく走行、でも少し心配になったので、道行く人2.3人に『ゴール?』と進行方向へ指をさすと皆爽やかな笑顔でうなずいてくれる。流石微笑みの国
チェンライ最高!などと思いさらに脚をかけて行く。

1時間程走り、これはおかしいだろうと欧米人のバイクのグループを引率していたガイドに尋ねてみる、『ゴールはぜんぜん後ろ、20キロは戻るよ』
「あーぁ」と皆に笑われながら来た道を、、、今年もやっちゃたなぁ~、でもたくさん走れたしまぁいいか、などと思い、気軽な感じで引き返す。しかしなんか見た事ない風景、まあ逆から見てたからかなぁ~…あはは・・・・・・

え~こんな村来たっけ?

レース中に通った村は、事前に案内がされているお陰か、皆笑顔で応援してくれていた、でもここは何かが違う。警戒心たっぷりの視線で自分を凝視しています。英語はぜんぜん通じないので、自分のチャリのゼッケンをさしながらどっち?見たいに聞いてみるが、みな困った顔。迷ったねこれは、、初めて自分が迷っている事に気づいた瞬間でした。

でもまぁ昼位には着くだろうし、途中で後発組には追いつくでしょ、賞金貰えたのにおしかったな~なんて考える余裕がこの頃はまだありました。

焦ったのは、村を下った(結構いい感じに斜度もある下り)先にある大きな川に出た時、途中幾つか沢渡り的な箇所はありましたが、ここのは明らかに深く、広い。絶対にこんな所コースにしないだろうと容易に判断できます。
(このあと渡ることになるんですが)

来た道を20分程上り、さっきの村へ。今度はもう少し若い人に聞いてみる。ゴールの場所の名前もわからなかったので、コースの終盤にあったような気がした温泉(ホットスパ)の場所を聞いてみる。するとさっき激坂を戻ってきた川のある道を指差すではないですか。
マジで??ウソ??何度聞いても同じ方向を指してきます。
自分も教えてくれた少年もしばし苦笑い…

レースとかじゃなくて帰れないかも。

皆はもうお昼だろうな…そろそろ俺がいないの気づいてるかな…
(この頃私達は主催者から1人コースを間違えて行っちゃったのでスタッフが探しているということを聞いていました)
徐々に不安が増してきました。
水も底を尽きかけてきたので、この村で唯一と思われる売店でコーラを購入。
村と書いていますが、高床式の小さな小屋が10軒程の集落です。もちろん未舗装、電気も水道もありません。気温30度超えの中、コーラももちろん常温。でもこれが旨かった!
むさぼるようにあっという間に3本空け、更に背中に3本詰めこむ。

やはり間違った交差点までリカバリーしようと来た道を引き返す、
ゴールを目指して走っている時は1本道だと思ってましたが、いざ探しながら進むと以外とたくさん脇道がある事に気づく。道行くおばあさんに声をかけるも、怯えた表情で『うっ、うっ』と言いながら逃げられる始末、   まあピタピタの服着て穴あきヘルメットにグラス乗っけてたら宇宙人だよね。

ダメだ~!戻れね~!
色々脇道に入るも一向に矢印が出る気配なし。
完全に方向感覚が無くなり、言葉も通じず、気温30度。
日本の街中で怖いお兄さんと目があっただけで縮みあがる程の肝っ玉の
自分がこの環境下で冷静でいられる訳がありません。
時刻は15時過ぎ、そろそろ日が傾いてきました。

つづきます。


チェンライ国際MTBチャレンジDay1

5年ぶりのインターナショナルクラス。
前とはコースも一部変更になっているので初めてのようなものですがいかに・・・
スタート前にメンバー全員集合。
合宿を終えて日本へ帰国直前の幸平選手もみんなのスタートを見送りに来てくれました。
開会式の後にスタート地点までパトカーの先導でサイクリング、
朝日を浴びながら少し肌寒い中走ります。


カテゴリー順にSS1スタート・・・
5分もしないうちに1人旅w、みんな速すぎですw、野田の店長さん「ノンビリ行こうよ」なんて言ってたくせに・・・・・巡行30kmってどうなの?笑。
と言っても仕方がないのでノンビリ1人で大きな大地の中をマイペースです、ここで無理するとあとが大変・・・
ほどなく最初の難関、赤土パフパフの登り、いやぁー無理、最初からこんなんなのぉーw、前の方の人見えますか?当然押しです(涙。
その後も登って登って、チョッと下ってまた登りを繰り返すこと・・・・何度ここが最後の登り?と思ったことか・・・
ドリンクも底をつき、補給も底を尽きかけた頃にやっとフィードポイント、
水を頭からかぶって、ボトルにドリンクを作って再出発・・・・・
あとゴールまで7km、チョッと登るけど下りだと聞かされて(信じた私がいけなかった)2つ目の登り返しで一気に来ましたw、両ふくらはぎ!攣ったー!慎重に伸ばして快復させて再再出発・・・と思った矢先の下りで今度はボトルが転がって行って・・・正に『命の水』絶対無くしてはならないもの・・・転がるボトルを目で追いながらブレーキング(危険ですので真似しない方がいいですよ・・・ちゃんと前を見てましょう)どこかで前輪引っかかったのかいきなり身体が前に投げ出されその瞬間に左大腿四頭筋攣りました(涙、転んで痛い上に攣って痛い2重苦、ボトルは斜面の上の方にしっかりありましたけど取りに行くのにはハイハイw。踏んだり蹴ったりで中盤戦終了、


脚を回復させながら一気に下ったその先に待ち構えていたのは、SS1名物の通称『白い壁』
う~ん、やっぱり写真だと大したこと無いようにしか映らない、、、
簡易舗装の道なのですが、どうしてこの斜面に直線の道を作るのかタイの人の思考が????と頭の中でグルグルw、というかここをコースに入れる主催者に脱帽w。
既にここに来るまでで脚を使っているというのもありますが、舗装なのに乗ってけない、というより歩いた方が断然速い、とは言っても5歩歩いては休憩な感じなんですが。


で、大会中にアップしたのがこの写真。
後ろに民家の床が見えるのが分かりますか?
とにかくコース最大の難所だと断言できますw、何はともあれあと5km位?
更にひと山越えて、ラスト2km、やっと終われる、最後の直線の登り、、、、と思った所でまたも両ふくらはぎが・・・ピクピク、ここで脚付いたら完全に行っちゃいそうだったのでごまかしごまかし・・・・やっとゴール。

3時間18分くらい。
とにかく終わり、というか5年前よりもかなり余裕がある感じで終われました。

この時まさかの大事件が進行中とは知る由も無く・・・・・

↓はタイのスタッフが撮影編集してくれた映像です。
問題の部分は6分40秒あたりです(笑。


お昼御飯はケータリングのタイ料理。
これがまたおいしいんですよねぇー、

ここでこの日一つ目のトラブル、娘がハナヂでグッタリ、
ついでもう一つトラブル、インターナショナル女子1位で帰ってきたSさんのバイクがメカトラ、
まったくもって完全復旧は無理。
ということで、私は車でホテルに帰ることにしてSさん私のバイクで頑張ってねぇー。

そして・・・まだまだこの時は1人帰ってきていない程度の軽い感じだったんですけどねぇー・・・w
「なにやってるかなぁーSゴ」位の軽い感じで皆で笑ってたんですが・・・
(このお話はまた後日)

ホテルに帰ってきたら車で寝たお陰か娘は元気回復、帰ってくる必要があったのかというほどでSSキャンセルしたのはなんだったのか・・・まぁいいかw。

4時過ぎみんながボートでホテルに帰ってきます(SS2終了後にゾウに自転車ごと乗って川を渡ってコック川をボートで川下りしてくるのです・・・そう昨日乗ったやつ)。
船着き場で待っていると続々とボートが到着してみんな満足そうな顔、

とここで事件発覚の予感?「Sゴは?」「舟一緒じゃなかったの????」「えっまだホテルに戻って無いの????」日は随分西に傾いて・・・・・この頃彼は・・・

まぁスタッフも探してくれているということでホテルにいても・・・
予約もしてるしということで街でマッサージ、、、、18:30電話が鳴り「帰ってきたよ」コールでした。
マッサージ受けながら泣きそうでしたよ、ホント、w、決して足つぼが痛かったわけではないですよ、ホントです。

本人からレポートが届き次第詳細にこの日の彼の大冒険について掲載いたしますw。

本人も言っていますがチェンライMTBは決して危険なレースではありません、逆に国内イベントと比較しても安全にはかなり配慮してくれている部類だと思います。コースマーシャルは分岐ごとにあちこちいてくれるし、矢印マークはコース沿いにかなりの数が貼られているし・・・今回も迷子になったのは彼だけでした。。。眼の前に方向指示あるのに。。。


チェンライ1日目(11日・金曜日)


通常ツアーよりも1日早くにチェンライ入り。

金曜日はホテルで朝食食べた後に、

更に1週間早く現地入りしていたSさんと3人で象ライドへ、
娘にとってはこれが一番の楽しみ、、、日本ではこちらで乗れるみたいですけど大自然の中を丘を越えて川を渡ってのトレッキングは大人もワクワクしますw。



それでも2時間はチョッと長すぎ?・・・とんでもない斜度の所を登ったり下ったりスリルもいっぱいでしたけど去年も乗った1時間コースがちょうどいいかな。
↑象使いのガイドさんは前を歩いています・・・ゾウはちゃんとついて行くんですよ。

ホテルから貸し切りボート(片道50分位)と象ライド2時間で1人900バーツ(約2,700円)でした。

ホテルに帰って一休みしてからショッピングセンターへ買い出しに行った後、
ホテルの近くのローカルマーケットへ・・・
アジアンパワーを感じましたよw。
写真の魚はまだ序の口、カエルの開きの干物?もまだまだカワイイw・・・ありとあらゆる食材の宝庫でした。
もちろん普通にレストランなどでは出てきませんよ・・・タイ料理は何を食べても美味しいので毎年『食』も楽しみの一つです。

街でマッサージを受けてこの日は終了。
いよいよ明日はMTBチャレンジ初日です。


今日から営業してます

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昨日無事に帰ってきて、荷物の整理をしたら夜まで意識がなかったですw。

今年もいろいろありすぎて楽しく笑いもいっぱいで何からどう書こうか、、、
少しずつアップしていきます。見ないゾウ聞かないゾウ言わないゾウ
って、タイに諺は無いと思うんですけどね(笑。


ただいまです

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無事日本に入れてもらいましたw

とりあえず寒いですネiPhoneから送信


もうすぐ


1年待ちに待って楽しみにしてきた今年のチェンライもあと1時間程でホテルを出て空港に向かいます。
ホントあっという間の5日間。

今日はゴールデントライアングルなどを観光してきてホテルで人が痛がってるマッサージ見て笑わせていただきましたw(リン◎◉ボウの店長は今日も痛がってます)。


観光中

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今晩の飛行機で帰ります。iPhoneから送信


女子総合優勝

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